透明な想いと、渦巻く思惑の短編集。
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著 者: 笠井 玖郎
発行日: 2020年12月16日
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「無色というのは、何色にもなれる一方で、何色にもなれないんだ」
大学生の大島と、その同級生の友人の、秘密ではない秘密の話。
「硝子製の小さなベル。その華奢な音色だけが、主人を起こすことができるのだ」
壊れていく日常。海と桜を臨む屋敷で暮らす、主人とメイドの罪にまつわる物語。
「だからおれは、キーリーウェルの果実になることにしたんだ」
架空の国家・ヤノハラで働く彼らが企てるのは、国に対する復讐の毒。
「すべてが、間違いだったから」
うみなりの続編。罪の果てへと続く物語。